コーチングってなに?
コーチングでできること
コーチングの流れ
コーチング契約の期間について
コーチングってなに?
コーチングは質問や問いかけをベースとした対話によってクライアント(相談者)の目標達成や問題の解決をサポートする方法です。
スポーツコーチングから派生し、現在はビジネスの分野を中心に人材育成・能力開発のための独自の発展を遂げています。
コーチングの概念は世界共通ですが、現在のところ厳密な定義はありません。一般的には、「クライアントに質問を投げかけ、クライアント自身が答えにたどり着き行動するようサポートすること」がコーチングの定義となっています。
コーチはただ質問するだけではなく、クライアントがあらかじめ設定した目標を達成できるように、クライアントの状態を観察しながら適切に話を聞き出し答えに導く能力が必要です。
また、Amazing Lifeのコーチングは1対1で行うことが基本です。マンツーマンで行うことで、クライアントの状況や性格、環境などにフィットしたコーチングをすることができます。
日本では90年代後半にはビジネスの世界にコーチングが導入され始めました。上下関係の意識が強く縦割り社会とも呼ばれる日本では、しばしば企業内のコミュニケーション不足が問題視されていました。そして、近年では、「対面でのコミュニケーション機会の減少」や「コミュニケーションスキルの低下」などの理由により、コミュニケーション不足の問題はさらに深刻さを増しています。
私自身もサラリーマン時代そのことを痛感しコーチングの世界に飛び込んだことがきっかけです。「コミュ障」なんて言葉が使われ始めたのも2010年代の頃です。
経営者や管理職の方々にコーチングを学んでいただくことで部下を育成する意識を上げ、企業全体の成長につなげようとコーチングの教育・研修などを行う企業が多くなっています。ここ10年ほどの間には学校や学習塾、子育てにも取り入れられることが増えています。
クライアント自身に答えを見つけてもらう手法がコーチングとカウンセリングです。
では、コーチングとカウンセリングの違いは?
コーチングは質問によって、クライアント自身も気が付いていない答えを引き出していきます。コーチはクライアントに自発的に考えてもらうことを通して、目標達成や問題解決の力をつけることをサポートする役割となります。人を一歩前に押し出す・キャリアアップさせる、能力開発を目的とします。
カウンセリングは広く「相談」という意味で使われることが多い言葉です。心理療法の一つとしてのカウンセリングは心身症の改善、回復が目的となります。一般的には、通常よりも不調な人を本来の状態に戻します。
コーチングでできること
■潜在能力や可能性を引き出す
何もしなければ一生表に出てくることはない潜在能力。コーチはクライアントとの円滑な関係を構築し、コミュニケーションをとる中でクライアントに良い変化をもたらせる方向に導いていきます。クライアントは自ら行動し、変化する自分自身と向き合うことで、自分の中にあらかじめ備わっている力や意外な可能性を知り得ることができます。
■自分でも気づいていなかった問題に気づく
コーチングでは対話や問いかけを通して置かれた環境や状況を説明することで、自分でも気づいていなかった問題に気づくことができます。人はなんとなく考え始め、答えにたどり着かないまま考えることをやめてしまうものです。さらに、ポジティブな事柄よりネガティブな「問題点」には目を向けにくいのではないでしょうか。日時を決めてコーチングの時間を設け、コーチと対話することで今まで見えなかった問題点を自然に見つめ直すことができるでしょう。
■潜在能力や可能性を引自発的な行動ができるようになる
コーチングは「答えはすべて相手の中にある」という考え方がベースです。コーチはクライアントの中にある答えをクライアント自身が見つけられるように、励ましたりや目標を具体的にしたりしてモチベーションを上げるサポーターです。自発的に行動する習慣が身に付けば、目標を達成しやすくなります。さらに目標を達成する経験を重ねることで自信が積みあがっていき、根本的なプラス思考を作り上げられるでしょう。
■潜在能力や可能性自分を認めてあげることができるようになる
コーチングと自己承認、自己肯定は密接な関係にあります。自己承認、自己肯定は目標達成のためには欠かせません。人間は自分自身に厳しく接しすぎてしまうと目標を達成しにくくなってしまうのです。
心理学の第一人者であるマズローが提唱した欲求5段階欲求説を聞いたことがあるでしょうか。マズローは人間には1.生理的欲求、2.安全欲求、3.社会的欲求、4.尊厳欲求、5.自己実現欲求の5つの欲求があり、レベルの低い欲求が満たされて初めて一段階上の欲求が生まれるとしています。 この説をもとに考えると、自分に自信がない状態とは4の尊厳欲求、もしくは3の社会的欲求が満たされていないことになります。
コーチングでは5の自己実現欲求を持っている状態にまで意識を高めることが第一歩です。問いかけと受容を繰り返す対話の中で自信を持てない理由となった出来事や思考を掘り下げ、視点を変えて見ることで「プラスの出来事」、「自分を作るうえで大切な出来事」としてとらえられるマインド(思考習慣)を作っていきます。自分の経験をポジティブにとらえるマインドが身に付けばそれは一生もの。自分を認めてあげることができるようになります。
■問題への対応力が身に付く
コーチングは対話による思考整理術とも言えます。コーチは適切な質問やクライアントの話したことをまとめ、本心から望んでいることを適切な問いかけにより「気づき」へと導きます。そして、目標達成までのプロセスを具体的にする「次に何をすべきか」「どうしたらできるのか」といった質問をしていきます。
目標達成と問題解決は根本的には同じですから、この思考力を手にすれば身近で問題が起きたときにも対応できる範囲が広がるでしょう。
■目標の達成力が向上する
取り組むうちに目標がノルマにすり替わってしまったことがありませんか。「自分で目標を設定して動き始め、達成する」という1つのサイクルをたった1人で行える人は案外少ないものです。目標のハードルが高ければ高いほど、自ら達成までに必要な行動やプロセスを管理する自己統制力が求められます。コーチングでは、クライアントが達成したときのビジョンを明確に持ちつつ、わくわくしながら目標に向かえるようポジティブなイメージを引き出していきます。これによって、1人では困難な高い目標も楽しみながら乗り越えることが可能になるのです。
コーチングの流れ
01.コーチング契約の締結
体験セッションを受け、コーチングを受けると決めたら、契約にあたっての契約書を送付します。
金額、期間などをご確認のうえ、同意いただき契約を締結します。契約締結後、初回セッションまでにコーチング費用をお支払いいただきます。
02.導入セッション
初回のみ実施するオリエンテーションのセッションで、時間は2時間程度です。
導入セッションは基本的に対面で実施しますが、ご遠方などの場合は個別に相談させていただきます。
●実施すること
お互いのことを深く知り合い、コーチングの関係を創ります。
コーチングを受ける目的を共有します。
「コーチングを受けることによって、何を手に入れたいのか?」
「修了するときに、どうなっていたいのか?」
もし、はっきりとした目的がない場合は、「どのような感じになりたいか?」というイメージを共有します。
緊急時の連絡方法などの確認を行います。
03.通常セッション
クライアント、コーチで決めた頻度でコーチングセッションを実施します。
月2~3回、1回の時間は60分をお薦めしています。実施方法は、対面での実施、またはリモートです。
※対面の実施場所は、基本的に富山県内となります。
●実施すること
チェックイン。コーチングを開始する準備を行います。
前回のコーチングセッション以降の行動と学習について振り返りを行います。
その時に最も話したい課題についてお話しをします。
次回までに、「何を大切にしていきたいのか」「どんなことをやりたいのか」「どんな問いと向き合うか」などを決めて終了します。
04.完了セッション
これまでの歩みを振り返り、コーチングの関係を修了していきます。
コーチング契約の期間について
コーチングはコーチとクライアントの関係性が創られることでその効果が発揮されます。
だいたい3か月間、継続して受けていただくと効果が出てくるので、契約期間は3ヶ月以上をお願いしています。
(その後の継続については、契約完了1か月前に確認をいたします。)